ゲーム 鬼灯の冷徹 てんせい(?)パロ
いろいろ迷子ですね…。
8月28日 夏休み
「白澤っ!遅刻するよ!」私は双子の兄を起こしていた。
なぜって?それは今日が、登校日だからです。
「あと3時間~~」
そんな寝言をいって起きようとしない白澤に怒りを覚えたが、
「もうっ!いい加減にして!!」
「うぅ~ん。鬼灯早上好~」
「早上好じゃない!全く…。早く着替えて朝ごはん食べてね。
「知道了。」
私はキッチンへ向かった。
もちろん朝ごはんを温めるためだ。
蓮のせいでとんだ朝になったものだ。
そんなことを考えていたら、2階から蓮が下りてきた。
「鬼灯~朝ごはん何?」 「おみそ汁と鮭。」
「上手そうだな。」
「早く食べなよ。」
「鬼灯食べないの?」
「もう食べたからいい。」
「わかった。」
手早く洗い物を済ませて学校に行く準備をはじめた。
「鬼灯もう行くのか?」 「うん。仕事があるから」
「そっか。」
そういった白澤の顔がとても悲しそうだった。
幸せだった記憶はここまででこの時、白澤はもう知っていたんだ
私たちの生まれた意味を…。
学校
「鬼灯おはようっ!」
「おはよう。」
親友の瀬和が話し掛けてきた。
「今日も暑いね~」
「そうですね。」
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「みんなー席に付けー」 そういって担任の東藤が入ってきた。
そして運命のHRがはじまった……
東藤が何か話しているがぜんぜん耳に入ってこない。
「ねぇ、鬼灯。なんか変な匂いしない?」
言われてはじめて気がついたが何か変な匂いがする。
昔どこかで嗅いだことのあるような匂いだ。
でも思い出せない。
しばらくして東藤も匂いに気がついた。
「何か変な匂いがしますね……。ちょっと見てきます。」
そういって東藤は教室を出た
そして
「うわぁぁーーっ!!」 廊下から東藤の悲鳴が聞こえる。
騒ぎ出すクラスメイト。悲鳴、恐怖が教室を満たす。
突然放送がかかった。
(これから、ゲームを開始します。ルールは簡単です。
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玄関
「こんなふざけたことがあるはずがない。」
扉には鎖がまかれそして南京錠が掛けられていた。
さらに文字のようなものが書かれた札が張られている。
「さすがにこれは無理ね…。」
この学校の扉はガラスの間に針金の入った不思議なつくりをしている。
ガラスを壊したとしてもここからは抜け出せない。
後ろを振り返ってもだれも来ない、さすがに混乱しているらしい。
…私も人のことは言えないけど。
それにしても、どうして職員室に誰もいないんだ?
少なくても教頭や事務員がいるはずだ
教室
「鬼灯どこ行ってたの?」
「玄関が開くかどうか見てきたの。」
「どうだった?」
私は瀬和にドアが開かなかったことと、
「じゃあ、
「その通り。」
また放送がかかってきた。
(準備はいいでしょうか?
そういって放送は切れた。
「ねえ、鬼灯…。」
「私は参加する。」
そういって私は体育館に向かって歩きだした。